ホットケーキを焼く時に、無精してボウルから直接フライパンに注いだら得体の知れない姿になった。
材料や調理方法はホットケーキの筈なのに。
その時私は世界のよくわからないものは全てホットケーキで表現できないだろうかと考えた。
背景について、「現代は拡張現実なんていわれているけど、
本当に拡張しているのは私の妄想の方なのでは?」という考えにとらわれた。
そのアプローチとして、生活圏にて私が歩いて体感を伴った場所を撮影して背景に使用し、
そこに漫画的な空想上の人物と得体の知れないホットケーキを落とし込む事で
「現実は本当に拡張しているのか問題」に迫ろうと試みた作品である。
活動実績、受賞歴など
版画家
1985 青森県七戸町生まれ
2008 日本大学芸術学部美術学科絵画コース版画専攻卒業
現在 青森市にて制作活動を行う
個展
2012 「SUKIMAMORI」ギャラリー同潤会(東京/表参道)
2019 「奥山庸子 個展」ギャラリーQ(東京/銀座)
2020 「空想売買取扱い店」Whitestone Gallery Karuizawa(長野/軽井沢)
2021 「妄想とフィクション」gallery CRADLE(青森/桜川)
2022 「ハンガノカワ」gallery CRADLE(青森/桜川)
2022 「奥山庸子 個展」ギャラリーQ(東京/銀座)