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第1回アートでオン!フォーラム「アートで音楽のある青森を夢見て」(2013.11.23開催)

2013年11月23日(土・祝)9:30~12:00、青森市古川のBlackBoxにて、第1回アートでオン!フォーラム「アートで音楽のある青森を夢見て」が開催されました。

第1部:基調講演 9:45~10:45

講師:株式会社ニッセイ基礎研究所社会研究部主席研究員/芸術文化プロジェクト室長 吉本 光宏

アートから都市を構想する――創造都市とアーツカウンシルを巡って

Creative City(創造都市)の概念が示されたのは1995年。脱工業化と産業の空洞化によってすっかり疲弊した欧州の工業都市・港湾都市の中に、芸術文化への投資によって活力を取り戻した例を見出し、英国のチャールズ・ランドリーらによって提唱されました。以降、その考え方は世界を席巻する勢いで広がり、都市政策や地域活性化の切り札として今もその勢いは衰えることがありません。

一方、2~3年前から日本の文化政策の分野で急速に注目されるようになったのがアーツカウンシルです。これも英国が発祥の地で、第二次大戦終了直後の1946年、戦争への反省と新たな国づくりをめざして設立されました。公的な助成金の分配や評価が主な業務で、日本ではそうした役割がクローズアップされていますが、近年の英国のアーツカウンシルは、アートへの助成を通して地域の活力創出にも力を入れてきました。

今回のフォーラムでは日本における同分野の第一人者である吉本光宏さんをお迎えし、国内外の創造都市の具体例、アーツカウンシルの基本的な考え方や日本の動向を紹介いただきながら、青森における可能性を参加者の皆さんと一緒に考えたいと思います。

基調講演の様子

写真:吉本光宏氏

プロフィール

1958年徳島県生。早稲田大学大学院修了(都市計画)後、社会工学研究所などを経て1989年からニッセイ基礎研に所属。文化施設開発やアートワーク計画のコンサルタントとして活躍する他、文化政策や創造都市などの調査研究に取り組む。文化審議会文化政策部会委員、東京芸術文化評議会専門委員、(公社)企業メセナ協議会理事などを歴任。主著に「再考、文化政策(ニッセイ基礎研所報)」「アート戦略都市(監修、鹿島出版会)」など。

第2部:シンポジウム 11:00~12:00

パネリスト

コーディネーター

  • 嶋中克之 氏(アートでオン!会長)

シンポジウムの様子