青森EARTH2015 みちの奥へ(8/28〜開催)
青森に根ざした新たなアートを探求していくプロジェクト「青森EARTH」。今年度は津軽半島を主なフィールドとした「展覧会」、アーティストと参加者による「ワークショップ」とその「成果発表」を通じて、青森の土地の新しいイメージを発信します。
本プロジェクトに参加するアーティストは3名。石川直樹は旅から得た眼差しを軸に、写真やテキストを通じて「感性の地図」とも言い得る世界像を立ち上げます。鴻池朋子は想像力を糸口に、人と自然の間に生まれる精霊的な働きを紡ぎ、両者の元へと還していきます。森永泰弘は主にアジアでの自然や儀礼にまつわる様々な音や声の採集を通じて、現実と表裏一体にひそむ時空間を露わにします。
本州突端の青森は東西を海に囲まれ、「大陸」と「島」の風土的特徴があります。こうした青森の地勢を顕著に示す津軽半島、そして美術館を現場に生まれる経験と作品の一つ一つは、青森の地から現実の時空間における「列島」のもう一つの姿を照射し、これからの世界像を考えるための礎石です。その石でできた「みち(路)」はやがて、青森という一地域を超え、北方・南方世界、その先の「みち(未知)」の奥へとつながっていくことでしょう。
会期・会場
■展覧会
津軽半島の3施設を会場として、土地の自然や民俗資料とのコラボレーションによる3作家の展覧会を実施します。
2015年8月28日(金)‐9月23日
石川直樹作品展示会場:大山ふるさと資料館
鴻池朋子作品展示会場:県立自然ふれあいセンター(梵珠山)
森永泰弘作品展示会場:外ヶ浜町中央公民館
※展覧会関連企画は、こちらのページをご覧ください。
※右記の期間、美術館にPRブースが設置されます。 8月1日(土)‐9月13日
3作家によるワークショップ「とる、ぬう、きく」
石川直樹ワークショップ:「石川直樹の写真塾」
9月19日(土)、10月24日(土)、11月21日(土)
会場:外ヶ浜町中央公民館
鴻池朋子ワークショップ:「物語るテーブルランナー/青森編」
8月28日(金)、9月17日(木)、12月12日(土)
会場:外ヶ浜町中央公民館、青森県立美術館
森永泰弘ワークショップ:「善知鳥の伝説」
10月25日(日)、11月29日(日)、12月6日(日)
会場:青森県立美術館
■成果発表展示
2016年3月中旬‐27日(日)
会場:青森県立美術館