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「令和8年度あおもりアーツカウンシル文化芸術創造活動助成事業」公開選考会結果

 去る6月28日、「令和8年度あおもりアーツカウンシル文化芸術創造活動助成事業」選考会が行われました。今年度は6組からの応募があり、全組が書類選考を通過し、5分間のプレゼンテーションに臨みました。選定委員らの質疑応答にも、真剣に答える姿が見られました。審査の結果、以下の4事業が助成金採択となりました。
※こちらは申請時の内容になります。実施時には一部変更する場合もございます。 

なべげんわーく合同会社「原子力ロボむつ~めぐりあい時空編」

【単年度30万円助成】
なべげんわーく合同会社「原子力ロボむつ~めぐりあい時空編」

<実施日時> 令和8年11月4日(水)~11月8日(日)
<実施場所> 渡辺源四郎商店しんまち本店2階稽古場
<実施対象>演劇を愛するすべての青森市民、演劇を愛する県内と県外居住者

<実施内容>
ある北の町が高レベル核廃棄物の最終処分場となり、それを誘致した町長が自らの身体を冷温保存し、無害になるまでの10万年を見届けると宣言します。そこに現れる謎の巨大ロボット「むつ」。原子力と青森県、核と戦争の関わりを描きます。青森発信だからこそ作り上げることができたSF巨編です。初演版(2012年)の戯曲は第57回岸田戯曲賞にノミネートされ、高校生版(2014年版)は青森中央高校演劇部によって第60回全国高等学校演劇大会で全国2位に相当する優秀賞/文化庁長官賞を受賞。また、これらの発展型である『さらば!原子力ロボむつ~愛・戦士編』(2014年)は日本最大の演劇祭であるフェスティバル/トーキョー14に招聘されました。まさに劇団の代表作とも言える本作を、20周年を記念して2026年の世界情勢を鑑みつつ、リニューアル上演します。青森市のみならず、県内外からの動員が期待できます。終演後、出演者やゲストや観客を交えたフリートークを行い、観劇したばかりの芝居を実際の舞台で体験します。これにより、未来の地域文化を担う若者たちを演劇に親しませ、裾野を広げたいと思います。同時に、上演の動画配信を行うことで、青森から世界へ平和のメッセージを伝えたいと思います。

塚本 恵理子「音あそび♪ クラシック~0歳から楽しめるファミリーコンサート」 

【単年度 30万円助成】
塚本 恵理子「音あそび♪ クラシック~0歳から楽しめるファミリーコンサート」 

<実施日時> 令和8年10月を予定
<実施場所> アピオあおもりを予定
<実施対象> 0歳から大人までどなたでも(未就学児と子育て世代の家族向け)

<実施内容>  
塚本恵理子がお届けする参加型音楽ワークショップコンサート!
 「ワークショップ」とは、誰もが主体的に音楽を受け止め、楽しみながら共に創り上げる形式のこと。このコンサートでは、ただ座席で聴くだけではなく、歌ったりリズムを感じながら一緒に音楽を分かち合うことが出来ます。
 この「0歳からのファミリーコンサート」は、赤ちゃんの頃から音楽の魅力に触れて欲しいという願いから生まれました。子どもと、日々子育てに奮闘する大人たち、それを取り巻く社会全体があたたかく、寛容に、リラックスして「共に」音楽を楽しめる空間を目指し活動を続けています。
 東京藝術大学オペラ科で研鑽を積み、クラシック音楽の面白さ、歌うことの素晴らしさを体現する「うたのおねえさん」塚本恵理子が、自らのライフワークとして精力的に行なってきたワークショップの手法をコンサートに散りばめました。そして何よりも、プロの演奏家による本格的な音楽と、生演奏の臨場感も体感していただけます。
 今回のテーマは“クラシック音楽”。「クラシックってなんだろう?」、「興味はあるけどウチの子、静かに聴いていられるかしら?」、心配ご無用!このコンサートでは、少しくらい動いても泣いちゃっても大丈夫です。敷居が高いと感じるクラシックも、実際に歌ったりダンスをしたり、能動的に楽しむ工夫が凝らされているので、親子で安心してご鑑賞いただくことが出来ます。
 プログラムは、クラシックの名曲(オペラ・ピアノ曲・歌曲など)はもちろん、日本に歌い継がれる童謡唱歌や、心躍るミュージカルの名曲なども織り混ぜ、盛りだくさんでお届けします。「おはなし♪ミュージック」のコーナーでは、クラシック音楽を物語仕立てで歌い語りながら進行いたします。歌とピアノ以外にも、打楽器や小物楽器の音色も登場し、子どもたちの創造性や感受性に働きかけます。クラシックの名曲にのせて、音・リズム・息づかいを全身で感じながら、音楽の豊かさを“あそぶように”味わっていただけたら幸いです。家族で楽しむはじめての音楽体験を、是非この青森で!!

前田 譲「湯の島アート&リサーチプロジェクト-台湾・青森 文化芸術国際交流事業-」

【単年度 30万円助成】
前田 譲「湯の島アート&リサーチプロジェクト-台湾・青森 文化芸術国際交流事業-」 

<実施日時> 令和8年7月25日(土)~8月16日(日) 
<実施場所> 国際芸術センター青森レクチャー室(アーティストトーク)、ゆ~さ浅虫会議室(ワークショップ)、湯ノ島(リサーチ)、浅虫温泉駅前駐車場(浅虫マルシェ・パフォーマンス発表会場)
<実施対象> 青森市民(パフォーマンスアートに関心のある市民)、青森市内のアーティスト・文化芸術関係者

<実施内容> 
プロジェクトの背景と目的

 青森市浅虫温泉の沖に浮かぶ湯ノ島は、浅虫温泉を象徴する景観的シンボルであり、古くから弁財天を祀る神聖な島として信仰を集めてきた。その霊的・文化的な背景は、台湾において最も広く信仰される海の守り神・媽祖(まそ)と深く共鳴する。弁財天と媽祖はともに水と豊穣の女神であり、漁師や船乗りを守る存在として日本と台湾の双方で祀られてきた。本プロジェクトはこの共通する信仰と精神性を出発点として、芸術を媒介に台湾と青森をつなぐ文化的架け橋を構築することを目的とする。
 台湾・彰化を拠点とするアーティスト・アートオーガナイザーの葉育君(イェ・ユジュン)、スペイン人パフォーマンスアーティストのLetica Maria、そして浅虫を拠点とする前田譲が主体となり、青森市民・地域住民とともに湯ノ島の文化・自然・歴史をリサーチし、その成果をパフォーマンスアートとして結実させる。

 本事業は以下の3つを中心的な柱とする。

①地域リサーチと傾聴
 神社関係者・地域住民へのリサーチを通じて、湯ノ島と浅虫にまつわる物語・歴史・精神的背景を調査・記録する。地域の声を丁寧に集め、それを芸術創造の根幹に据える。

②パフォーマンスアートの発表
 収集した物語、島の自然景観、場の精神性を素材として、湯ノ島および浅虫を舞台としたパフォーマンス作品を制作発表。台湾・スペイン・青森の芸術家と、ワークショップを経た青森市民が一体となって創造する。

③台湾と日本の文化的架け橋
 弁財天/媽祖への共通する信仰と仏教的・民俗的実践という共有された精神的土台を出発点として、両国の文化的紐帯を芸術によって可視化する。アート関係者同士の交流を通じて、青森と台湾の継続的な芸術交流の基盤を形成する。

青森中央文化専門学校「DRESSEDUNDRESSED展」事業

【単年度 10万円助成】
青森中央文化専門学校「DRESSEDUNDRESSED展」事業

<実施日時> 令和8年8月17日(月)~8月23日(日)
<実施場所> 青森県立美術館コミュニティギャラリーA・B・C
<実施対象> 一般

<実施内容>
 青森市出身のファッションデザイナー北澤武志氏によるファッションブランド「DRESSEDUNDRESSED(ドレスドアンドレスド)の展覧会を開催。デザイナー本人によるパフォーマンスをメインに、未発表の衣装作品、写真やオブジェなどを織り交ぜながら、会場全体でファッションの流動性とアートの普遍性を表現する。
 学校法人青森田中学園創立80周年記念の地域貢献イベントとし、一般向けに無料開放。青森中央文化専門学校の学生と展示作品の一部を共作し、作品の制作工程で出たハギレや破片を再構築したノベルティを来場者プレゼントとして配布。8/22(土)には、北澤武志氏による講演会を予定。世界で活躍する北澤武志氏の作品・パフォーマンス・講演を間近に感じられる空間で、ファッション分野を通じた地域の活性化を目指す。