浅虫スーパーアーツ 2026 湯ノ島は本当に存在するのか> 弁財天・龍神を祀る神の島 アートリサーチプロジェクト
浅虫スーパーアーツ 2026
湯ノ島は本当に存在するのか>
弁財天・龍神を祀る神の島 アートリサーチプロジェクト
― 台湾・タイ・スペイン・日本:青森における国際文化交流 ―
浅虫温泉沖に浮かぶ「湯ノ島」。陸奥湾の穏やかな水面に映えるその姿は、浅虫の象徴的な景観として長く親しまれてきました。視覚的な美しさのみならず、この島は歴史的・精神的にも深い意味を持ちます。古くから弁財天と龍神を祀る聖域として信仰を集め、海と漁業コミュニティの守り神として、世代を超えて崇められてきました。
2026年の夏、台湾・タイ・スペイン・日本のアーティスト7名が浅虫に集まります。湯ノ島をリサーチし、地元の人々の語りに耳を傾け、海外の目を通した浅虫をパフォーマンスアートで表現します。
プロジェクト概要主催: 浅虫スーパーアーツ / 前田 穣
会期: 2026年7月25日(土)/ 8月11日(水)〜16日(日)
会場: 青森市 浅虫温泉・湯ノ島ほか
参加費: 無料(どなたでもご参加いただけます)
プログラム
7月25日(土)15:30〜18:00
道の駅ゆ〜さ浅虫 4階 大会議室
パフォーマンスアートワークショップ
講師:レティシア・マリア(スペイン)
スペイン人パフォーマンスアーティスト・レティシア・マリアを講師に迎え、パフォーマンスアートの概念・手法・身体表現を実践的に学ぶワークショップを開催します。パフォーマンスアートに初めて触れる方も大歓迎。8月16日の本番発表への出演を目指す参加者を募集します。
8月11日(火・山の日)14:00〜18:00
青森公立大学国際交流ハウスサロン
国際シンポジウム:台湾とタイから学ぶ 地域と結びつくアート
台湾・タイ・青森の実践者が一堂に集まる国際シンポジウムです。第一部では、台湾・彰化を拠点に地域の寺院文化とパフォーマンスアートを融合させてきた葉育君(イェ・ユジュン)が「芸術と地域文化の融合」をテーマに基調講演を行います。第二部ではタイのアーティスト・チャクリット・チムノックがメコン川流域での実践を発表。第三部はパネルディスカッション。社会参加型アートの可能性と、地域に根ざした文化事業のあり方について対話します。
8月13日(木)16:00〜20:00
浅虫山下231−12
外国のご飯を食べる会
台湾・タイ・スペインのアーティストと地域住民が食を持ち寄り、食卓を囲む交流の時間。料理を通じて文化の境界を越える、くつろいだ豊かな対話の場です。どなたでもご参加いただけます。
8月15日(土)
第一部11:00-13:00 道の駅ゆ〜さ浅虫 4階 大会議室
ユジュンの湯ノ島ワークショップWorkshop by Yu Jun Ye
第二部 14:00〜15:00 道の駅ゆ〜さ浅虫 4階 大会議室
湯ノ島神社の宮司さんのお話しTalk by the Head Priest of Yunoshima Shrine
第三部 15:30〜18:30 浅虫サンセットビーチ
パフォーマンスアートPerformance Art
第一部では台湾のアーティストユジュンが湯ノ島と一体となるアートワークショップを行います。
第二部では湯ノ島神社の宮司さんを招き、弁財天・龍神を祀る湯ノ島の歴史・信仰・島にまつわる物語を語っていただきます。
第三部は浅虫サンセットビーチに場所を移し、7名の国際アーティストによるパフォーマンスアートを上演。海と島と信仰をテーマにした、観客参加型の表現の時間です。
8月16日(日)14:00〜18:30
浅虫八幡宮
パフォーマンスアート 最終発表
台湾・タイ・スペイン・日本 7名のアーティスト
本プロジェクトの集大成となる最終パフォーマンス。7名のアーティストが浅虫八幡宮に集まり、「湯ノ島は本当に存在するのか」という問いに、それぞれの身体で応答します。どなたでも見学・参加できます。
参加アーティスト
葉育君(イェ・ユジュン)|台湾・彰化
アーティスト・キュレーター。instant42アートスペース創設者、卦山力芸術祭発起人。パリ国立高等美術学校とソルボンヌ大学にて学び、身体を媒介として土地の記憶と知覚との対話を探求するパフォーマンス・映像インスタレーション・音響作品を展開。彰化を拠点に地域文化と国際的な芸術活動をつなぐ実践を続けている。
張婷詠(チャン・ティンユン)|台湾・台南
1986年高雄生まれ。特定の場所での現地創作と民衆参加型のライフストーリー演劇を専門とし、古河道や廟境、路地、廃墟を舞台に、人々から採集した物語・地域の伝説・現象への観察を織り込んだ作品を発表する。2013年からパフォーマンスアートにも取り組み、中国西安、シンガポール、インドネシアなど国際的な行為芸術祭に参加してきた。
黃一夫 (イフ・ホアン)|台湾・台北
作家・演劇実践者。芸術を異文化間のコミュニケーション言語として捉え、現代社会におけるコミュニケーションの現象やジレンマを探求する。人と人とが近づき合うための手段として身体を基盤とした演劇トレーニングの開発に取り組み、遊びと実践を組み合わせた長期的な芸術教育活動を継続的に展開している。
大村 香琳(おおむら かりん)|日本・埼玉
2000年、埼玉県生まれ。ダンサー、版画作家。秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科修了(美術)。在学中はフリースクールや羽黒修験道へのフィールドワークを行い、場を共有する身体について芸術人類学の視点から研究。現在はケアや看護の場に関心を寄せる。また一回性の身体表現「ダンス」と複製可能性を持つ「版画」を通じて、身体的な手応えを確かめる実践を続けている。
チャクリット・チムノック|タイ・チェンライ
1978年生まれ。アーティスト・キュレーター・講師。チェンマイ大学にて彫刻の学士号、視覚芸術の修士号、芸術デザインの博士号を取得。絵画・彫刻・写真・インスタレーション・パフォーマンスなど多様な形式を通じて、文化・自然・環境・グローバル化・社会・政治を探求し、国際的な芸術祭に数多く参加してきた。
パットリー・チムノック|タイ・チェンライ
1968年生まれ。チェンマイ大学美術学部にて美術学修士号を取得。パフォーマンス・絵画・版画・彫刻・インスタレーション・コミュニティアートなど多様な媒体を用いて制作を行い、女性の視点から人間の感情・経験・生き方・文化・社会・政治・環境にまつわるテーマを探求する。国際交流施設AHIFHの代表を務める。
レティシア・マリア|スペイン・マヨルカ島
美術学の学位を持ち、パルマの高等デザイン学校で教鞭を執るマルチディシプリナリー・アーティスト。フランスとメキシコで学び、彫刻・写真・映像などの造形言語と、コンテンポラリーダンス・演劇・パフォーマンスなどの身体言語を横断する。エス・バルアードやミロ財団など国内外の美術館・フェスティバルで発表している。
プロジェクトの3つの目的
① 地域リサーチとコミュニティとの傾聴
神社の関係者をはじめとした地域の人々との対話を通じて、湯ノ島にまつわる生きた物語と歴史を記録する。
② パフォーマンスアートの制作・発表
収集された物語、島の自然景観、場の精神的伝統を素材に、台湾・タイ・スペイン・日本のアーティストがオリジナルの作品を創作・上演する。
③ アジアをつなぐ文化的架け橋
弁財天、媽祖、タイの神聖な河川——それぞれ異なる名を持ちながら、水に宿るものへの共通の敬意を持つ日本・台湾・タイを、芸術実践を通じてつなぐ。
コンセプト
パフォーマンスアートとは、自分の身体で「今、ここ」を感じ、それをそのまま行動として表す表現方法です。技術も振り付けも正解も必要ありません。年齢も経験も関係なく、誰もが自分の物語を語ることができます。このプロジェクトは、国際的なアーティストたちとの交流を通じて、青森に新しいパフォーマンスの文化を根づかせることを目指しています。
浅虫スーパーアーツについて
浅虫スーパーアーツは、陸奥湾に面した青森市の温泉町・浅虫を拠点とする公共芸術プロジェクトです。棟方志功や太宰治ゆかりの地として知られるこの町に国際的なパフォーマンスアーティストを招き、地域コミュニティとの対話と協働を通じて、この土地の記憶と現代の暮らしに響き合う作品を生み出します。商業的な市場や既成の会場の制約を超えた、開かれた表現の場——関わるすべての人が作品の一部となり、表現が日常のなかに自然に立ち現れるような空間を目指しています。
お問い合わせ
浅虫スーパーアーツ 前田 穣
zentaiartproject@yahoo.com
https://zentaiartfestival.weebly.com

国際シンポジウム:台湾とタイから学ぶ 地域と結びつくアート
湯ノ島は本当に存在するのか>
8月11日(火・山の日)14:00〜18:00
青森公立大学国際交流ハウスサロン
国際シンポジウム:台湾とタイから学ぶ 地域と結びつくアート
1. プロジェクトの背景
浅虫温泉沖に浮かぶ「湯ノ島」。陸奥湾の穏やかな水面に映えるその姿は、浅虫の象徴的な景観として長く親しまれてきました。視覚的な美しさのみならず、この島は歴史的・精神的にも深い意味を持ちます。古くから弁財天と龍神を祀る聖域として信仰を集め、海と漁業コミュニティの守り神として、世代を超えて崇められてきました。
2026年の夏、台湾・タイ・スペイン・日本のアーティスト7名が浅虫に集まります。湯ノ島をリサーチし、地元の人々の語りに耳を傾け、海外の目を通した浅虫をパフォーマンスアートで表現します。
このシンポジウムでは、コミュニティとともにアート事業を展開してきた台湾とタイのアーティストの実践事例を学びます。そのうえで、青森においてどのように地域と協働しアート活動を根づかせることができるか——社会参加型アートの可能性と、地域に根ざした文化事業のあり方について、参加者とともに対話します。
2. シンポジウム概要
日時
2026年8月11日(火・山の日)14:00~18:00
会場
青森公立大学国際交流ハウスサロン
構成
第一部・第二部・第三部・第四部の4部構成
第一部 14:00〜14:40 アーティストトーク
発表者:葉育君(イェ・ユジュン)
台湾・彰化 / instant42主宰・卦山力藝術祭ディレクター
台湾・彰化を拠点とするアーティスト・キュレーター。地域の寺院文化・仏教的伝統・民俗信仰とパフォーマンスアートを融合させた実践を長年展開し、instant42アートスペースを主宰しながら、地域に根ざした芸術祭(卦山力藝術祭)を運営してきました。
テーマ:「芸術と地域文化の融合 ― 彰化と青森をつなぐアートの可能性」
- 台湾・彰化の文化・信仰・芸術の現状
- 地域住民・寺院・コミュニティと協働したアートイベントの実践と方法論
- 浅虫・湯ノ島・ねぶたという青森の文化的資源と芸術の接続可能性
- 青森と台湾の継続的な芸術交流に向けた展望
第二部 14:50〜15:20 アーティストトーク
発表者:チャクリット・チムノック(Chakkrit Chimnok)
タイ・チェンライ / チェンライ・ラチャパット大学教員・ArtBridge Chiang Rai(ABCR)共同創設者
文化・社会・環境・政治・人権をテーマに、絵画・彫刻・写真・インスタレーション・パフォーマンスなど多様な形式でアジア・ヨーロッパを舞台に活動するマルチメディアアーティスト。メコン川流域の自然環境と地域文化を基盤とした実践を紹介します。
第三部 15:20-15:50 トーク
発表者:青森公立大学准教授 大森史博
作動する問いかけと応答可能性
(Operative interrogation and responsiveness of arts)
哲学は幼子のように〝問う〟という。孤独のなかで考えることを続けてきた私たちは、一緒にいるときでさえ声を発することに途惑いがちだ。それでも、互いに他者へと問いかけ、世代を越えて言葉を交わすことは楽しい。そこに地域コミュニティとしての哲学対話の始まりがある。だが、それが〝哲学〟であるとは、どういうことか?なぜ、その場所は 〝いまここ〟なのか?青森の〝ランドマーク〟のひとつ〝浅虫〟に探究的な対話の場所、芸術の〝問いかけ〟が生成する理由を考える。
大森 史博|日本
浅虫在住。哲学。青森公立大学准教授。浅虫てつがく対話、雲谷哲学研究会、主宰。東北大学大学院文学研究科修了、博士(文学)。主たる研究領域は、生の哲学と現象学、時間と永遠。論文として、「野生の表現と最初のパロール」『東北哲学会年報』第30号(2014年)、「軸と蝶番―メルロ=ポンティの内部存在論を再考するために」『MORALIA(モラリア)』第26号(2019年)、他。
第四部 16:00〜17:30 パネルディスカッション
パネリスト:第一部・第二部の発表を受け、台湾・タイ・青森それぞれの「地域文化と芸術」をめぐる実践知を対話形式で深めるセッションです。
登壇者:デザイン会社「株式会社ツクリダス」代表取締役 千葉武(マル)さん
青森公立大学准教授 大森史博さん
国際芸術センター学芸員
社会参加型アートの可能性と、地域に根ざした文化事業のあり方について対話します。
主な議題:
- 社会参加型アートの可能性と課題
- 地域住民・寺院・コミュニティとの協働の手法
- 継続的な文化事業として根づかせるために何が必要か
- 青森ならではのアートと地域の関わり方

ボランティア募集のお知らせ
浅虫スーパーアーツ 2026
この夏、浅虫が国際芸術の舞台になります。
浅虫スーパーアーツは2026年8月、台湾・タイ・スペイン・日本から7名の国際アーティストを浅虫に招き、シンポジウムとパフォーマンスアートイベントを開催します。
各国でコミュニティとアートを融合させながら活動するアーティストたちが浅虫に集まり、それぞれの実践を共有。そして浅虫温泉沖に浮かぶ「湯の島」を舞台に、海外のアーティストの目を通した浅虫をアートで表現します。
このプロジェクトを一緒に支えてくれるボランティアを募集します!
お手伝いいただきたいこと
日程 8月5日14:00-17:00
14:20青森空港着浅虫まで
青森空港間のアーティスト送迎
8月11日 9:00-19:00
浅虫〜ACAC間の送迎補助
シンポジウム運営補助
13:00-18:00
動画、写真撮影
8月13日15:00-20:00
お食事会運営補助
8月15日 10:30-19:00
パフォーマンスイベントの運営補助
写真・動画撮影(機材はこちらで用意します)
8月16日 13:30-19:00
パフォーマンスイベントの運営補助
写真・動画撮影(機材はこちらで用意します)
8月11日・15日・16日 15:00-17:00
アーティスト向け日本食の調理(一日一食)
謝礼
参加いただいた日につき 1日 3,000円 をお渡しします。
こんな方を歓迎します
- アートや文化に興味がある方
- 国際交流が好きな方
- 料理が好きな方
- 浅虫・青森を一緒に盛り上げたい方
語学力や専門知識は不問です。浅虫のことが好き、アーティストと関わってみたい——それだけで大丈夫です。
お問い合わせ・お申し込み
以下のフォームからご連絡ください
浅虫スーパーアーツ 前田 穣
https://zentaiartfestival.weebly.com/1250812521125311248612451124502121538598.html
お気軽にご連絡ください。詳細はメールまたはお電話でご説明します。


