「A-Paradise2026〜もじもじ ふみふみ 遊文學〜」レポート

〇開催場所:青森市役所本庁舎サードプレイス
〇開催日時:令和8年9月5日(土)15:00~20:00/ 9月6日(日)7:00~15:00
〇入場観覧:無料 〇来場者数:のべ1,153名
○協力:あおもり子ども劇場・絵本カフェまりあんじゅ〜る・保育サポーターひよこちゃん・青森市
○主催:あおもりアーツカウンシル ○企画・運営:A-Paradise
○Photo by Junko Saito、osim video他
12年目のA-Paradise。今年は「文芸、ことば遊びを楽しむ」をテーマに、「暮らしのマルシェ」内で開催させていただきました。会場入り口では、撮影スポット「文豪なりきりパネル」(糸虫 作)がお出迎え。メインのお手紙企画では、大きいポスト「ふみふみ」、小さいポスト「もじもじ」(造形作家 渡辺路子 作)が登場し、そのかわいらしさに感嘆の声があがっていました。いろいろな便せんから好きなものを選んで、その場でお手紙を書き、ポストに投函。

前回より「with KIDs(子ども達と一緒に)」として、企画はもちろん、居心地の良い環境を目指しています。今回も“見守りサポーター”(協力:保育サポーターひよこちゃん)がいるキッズコーナーを準備し、みなさんをお迎えしました。絵本カフェまりあんじゅ〜るによる「ことば」に関する絵本なども、自由に見ることができ、親子の居場所として使っていただくことができました。

予約制のワークショップは2つ。初日に「絵本の表紙だけを描く」(講師:ハクセキレイさん)を開催。それぞれがお話を読んでイメージする表紙を描き、自由な発送でさまざまな作品ができあがりました。2日目には「はじめての川柳」ということで、講師のSinさんのもと、講義→創作→発表を行いました。参加者全員、川柳は初めて、ということでしたが、新たな表現方法と出会えたことを喜んでいました。

「言葉あそびと創作のコーナー」の「文字しりとり&絵しりとり」では、学生ボランティアがスタートの文字や絵を描き、ご来場のみなさんがそれにつづけて、しりとりとなる文字・絵を吊るしていきました。「おるだけZINEコーナー」では、1枚のコピー用紙を折るだけの「ZINE」(手作り冊子)を作って、好きな絵や文字を書いてオリジナルのミニ本を作りました。「毛糸や水引のしおり」を作るコーナーは大人気。クラフト作家のLilybellさん、*六花堂*さんによる監修・指導で、色とりどりの毛糸や水引のしおりができました。

同コーナーの「ひとこと書道!」は、意外にも大勢の方にご参加いただきました。通りすがりの筆自慢の方、久しぶりに書くという方、何か気の利いたひとことを…と頭をひねる方。そんなみなさんの作品で、窓際の乾かしスペースはびっしり。名作「あんよが上手」「棒パン」「かもしかはウシ科」などなど誕生!

「遊文學ステージ」では、時間帯に合わせた催しを行いました。初日夜には「おてがみ朗読と紙芝居のおやすみコンサート」を開催。事前のオンライン投稿、当日のポスト投函で集まったみなさんのお手紙を、エイイチロウ、QRI、高谷憲が朗読し、平川達朗氏によるピアノ伴奏がそれを盛り上げました。人の声で読み上げることで、直接、届かないはずのお手紙たちが、生き生きとその場に放たれて、聞く人たちの心に届く……そんな素敵なステージでした。「A-Paradiseのテーマ」演奏と紙芝居(エイイチロウ作画)の発表もありました!

2日目、「遊文學ステージ」では朝7:15から、ご来場のみなさんとスタッフ、出店者さんたちとラジオ体操。それから、絵本カフェまりあんじゅ〜るによる「ウクレレと絵本のおはようコンサート」があり、さわやかな演奏と絵本の読み語りがありました。続いて行った「KURAMARU ZINE mArtトークセッション」では、出店者の方5人が、作品づくりへの想いやそれぞれの活動のことなどをお話しました。最後はクロージングタイムとして、ワークショップで作った絵本や書道、川柳などを発表し、二日間を振り返りました。

飛び入り参加OKの「朗読オープンマイク」には、チラシを見て本を持ってきてくれた方、広報を兼ねて朗読する出店者さん、高校生、ボランティアなど、たくさんのみなさんが参加してくれました。絵本や、小学校の教科書にのっているお話などが会場に響き渡りました。出身校で歌っていた讃美歌を歌うグループもいて、大いに盛り上がりました。

イベント「暮らしのマルシェ」>「KURAMARU ZINE mArt」の一部としてのコラボ開催となった今回、A-Paradiseゆかりの出店者のみなさんも集まってくれました。左より、KOYA、進め!青函連絡船、Lilybell、*六花堂*、ティカ社です。そのほか、青森市役所本庁舎内外には約50店舗が出店し、賑わっていました。秋晴れの光が降り注ぐ、気持ちの良いサードプレイスでした。


