「平成30年度あおもりアーツカウンシル 文化芸術創造活動助成事業」公開選考会結果
今回は12団体からの応募があり、それぞれの事業をPRすべく、5分間のプレゼンに臨みました。
助成が決定した4つの事業について、ご紹介します。
※申請時の内容になりますので、実施の際には変更の可能性もあります。
助成団体 4団体
アオモリ演劇祭実行委員会
「第1回アオモリ演劇祭2018」
<事業の目的>
経済的には成立しにくい演劇ですが、演劇には「何かを感じさせてくれたり、人生を考えさせてくれたりすることで社会に目を向けさせてくれる力」「人と人をつなぐコミュニケーションとしての力」があります。そのため、他の地域での演劇祭は、街づくりのひとつとして実施されています。
青森市は、他の地域に比べても演劇が盛んな地域と言われてきました。全国的に名前の知れた劇団もあり、高校演劇でも全国優勝をしています。これまで、それぞれの団体・個人は頑張ってはいるものの枠を超えて協力する演劇祭の企画はあっても実現していませんでした。
近年、青森市の演劇状況は全国的に活躍している劇団や歴史ある劇団をはじめ、30~40代の中堅、20代の若手演劇団体が盛んに創作上演をして盛り上がりを見せています。
この勢いを伸ばしていくためにも、青森市内で活動している演劇団体、舞台人(ミュージシャンも参加)が、それぞれの枠を超えて協力し、アオモリ演劇祭を通じて演劇を作ること、演劇を観ることの魅力を広げ、演劇での社会的貢献をすることで、私たちの住む青森市をもっともっと文化的な街にしたいと思っています。
実施内容
○実施期間
平成30年8月:ワークショップ、9~11月:演劇祭開催
○実施会場
青森市内各公演場所
○対象
青森市内演劇団体(個人)及びミュージシャン/青森市外・県外の演劇団体/青森市内の中・高校生/市民
○実施内容
プラン1:【青森市内演劇団体(個人)による演劇公演】
①劇団支木/②渡辺源四郎商店/③空間シアターアクセプ/④劇団夢遊病社/⑤浪岡演劇研究会/⑥青森大学演劇団健康/⑦ささきまこと/⑧コスモス/⑨北魚昭次郎プロデュース/⑩前田哲志プロデュース/⑪沙雪プロデュース
※現在の予定。プロデュース公演は7月にオーディション開催。
プラン2:【市外・県外の演劇団体(個人)による演劇公演】
①劇団41×46(函館)/②演劇集団シアター☆6(秋田)/③田中勉・加藤健太郎・安達良治(八戸)/④劇団コトナコナタ(盛岡)/⑤山田百次(東京)/⑥ポコポコ倶楽部(東京) 他
プラン3:【演劇ワークショップの開催】
将来の演劇人を育てるために、中学生・高校生とワークショップで演劇を作る。
1つの脚本で、複数チームが公演。出演者は公募を予定。脚本は柴山大樹(夢遊病社)
プラン4:【木野花講演会+演劇シンポジュームの開催】
①青森県出身の木野花による講演。
②東京で活動している演劇人と青森市内で活動を続けている演劇人との「地域での演劇」シンポジューム。
③出演:木野花、山田百次、三上陽永 他
○申請金額
50万円
○助成金額
50万円
青森中央文化専門学校 Fashion Live 実行委員会
「Bunka Fashion Live 2018」
<事業の目的>
オリジナルデザインの制作衣装をファッションショー形式で発表。また、様々な団体等とも連携し、青森のファッションシーンを総合的に展開。未来への可能性を感じられるステージを創り上げ、文化芸術創造都市の構築に貢献する。
実施内容
○実施期間
平成30年12月15日(土)
○実施会場
アウガ5階AV多機能ホール
○対象
一般
○実施内容
唯一無二の存在となるオリジナルのファッションデザインを考案、制作した衣装をファッションショー形式で発表する。多くの先人が培った世界でも認められる日本での洋裁制作技術の継承、また、国内でも有数のアパレル産業地域である青森の特色を活かし、これからの未来を担う私達Bunka Fashion Live 実行委員会が考案するデザインと融合させ、全く新しいファッションを発信。また、一般からのモデル参加やヘアメイク業界との相互協力、全国区で展開されるファッション甲子園最終選考会の衣装展示等、地域でファッション業界に携わる様々な人々や団体と多方面で連携し、青森でしか表現出来ないファッションシーンを総合的に展開。より多くのお客様にご観覧いただけるよう入場料は無料設定とし、現状ファッションショーの開催が少ない青森市に於いて、ファッションが持つ未来への可能性、文化芸術創造活動の発展を直接的に体感出来るステージの創造に尽力する。また、実施後も映像データ等を活用し、文化芸術創造都市・青森の発信を継続して行う。
○申請金額
50万円
○助成金額
33.3万円
青森県ビッグバンド協議会青森支部
「Jazz Market in AOMORI」
<事業の目的>
青森県内のビッグバンドを青森市に集結して演奏会を行うことにより、JAZZ演奏活動の活性化、若手の育成・発掘及び活動団体相互の交流促進を図るとともに、文化活動により地域発展に貢献する。
実施内容
○実施期間
平成30年9月22日(土)
○実施会場
リンクモア平安閣市民ホール
○対象
一般(青森市民等)
○実施内容
1. 参加団体
(1)青森支部:New Beat Jazz Orchestra
(1)八戸支部:Swing Berry Jazz Orchestra、NEW SAHARA CLUB BAND、WILD WIND BIG BAND
2. 各団体への割当時間は45分
3. 15分間で入れ替えを行い順次演奏
4. 演奏する曲は各バンドの裁量による。
5. 最後にフィナーレとして各バンドのメンバーを交えて演奏
6. 司会進行は青森支部所属のバンドのメンバーが実施
7. 演奏中の司会は各バンドに依頼
○申請金額
41.2万円
○助成金額
33.3万円
青森中央短期大学幼児保育学科ミュージカル実行委員会
「青森中央短期大学保育学科ミュージカル『七羽のカラス』」
<事業の目的>
青森中央短期大学幼児保育学科2年生全員(74名)が企画・制作する独創的なミュージカル公演を実施することで、子どもから大人までの幅広い世代の方にミュージカルの楽しさを伝えると共に、作品を通して若い世代(=学生から)のメッセージを発信することを目的とする。また、学生は演じることで創造性、発進力、将来の保育士としての総合的な表現力を深めていく。
実施内容
○実施期間
平成30年12月15日(土)
○実施会場
アウガ5階AV多機能ホール
○対象
一般・親子・学生
○実施内容
学生監督を中心としたシナリオ制作、その他、キャストパフォーマンス、楽器演奏、衣装制作、映像制作、舞台美術なども全て学生が創り上げたミュージカル作品を、学内だけでなく、より多くの方に発信したいという想いから学生主催外部公演を企画実施してきた。今年度の演目はグリム童話を題材とした「ミュージカル:七羽のカラス」である。短編でまとめられているグリム童話から「言霊の不思議な力」というキーワードを導き、言葉の重要性と様々な愛の形について内容を盛り込んだ独創的なミュージカルに創りあげる。昨年はアンデルセン原作の物語を来場者参加型の要素を盛り込んだ企画としたが、今年度の企画内容の最終調整は毎年9月頃に決定する。本学学生のミュージカル公演の人気は地域において定着しつつあるが、より多くの地域の方、市内の保育園や高校生、卒業生やリピーター等の来場者を獲得し、地域における若い世代の表現活動のできる場を継続的に青森市に確立したいと考えている。県内でも学生全員が一丸となって一から創り上げるミュージカルは唯一であるため、市内幼稚園や保育園での演技PR、まちなかでのイベントでのPR等、より宣伝を強化する方針である。
公演終了後は公演内容を収録したDVDを県内の幼稚園や保育園、公共施設に寄贈、中心市街地のサテライトキャンパス等で継続的に放映し賑わいづくりをしている。
○申請金額
50万円
○助成金額
33.3万円
あおもりアーツカウンシル事務局
一般財団法人青森市文化スポーツ振興公社
☎017-773-7304(平日9:00~17:00)
※休館日:第3月曜日(第3月曜日が祝日の場合はその次の日)を除く