北澤 武志さん
私が24歳の時に新宿2丁目に「キャンディー」というセレクトショップを立ち上げました。
ショップのコンセプトは“世界各国の若手ファッションデザイナーを発掘し、デザイナー自身を東京へ招待し展示を行う”というもの。招待したデザイナーたちと自宅で一緒に寝泊まりしながら、各国のファッションについての考え方やデザインについて語り合ったことが、ファッションデザイナーになるきっかけとなりました。
また、尊敬しているデザイナーの「マルタン・マルジェラ」がショップに来店してくださり、私たちがリメイクした服を買ってくれたことは、ファッションデザイナーとしてやっていく勇気をもらったできごとでした。
ファッションに感じる魅力は、「言語が必要ない」ということです。
ファッションもアートも音楽もそうですが、言語がなくてもコミュニケーションをとることができます。たとえば、「バベルの塔」というお話の中では、“人類が神に挑戦しようとしたため、人々の言語を通じあわない言葉を話させるようにし、人類は世界各地へ散らばっていった。”というような一節があるのですが、ファッションやアートや音楽は“それ自体”が世界共通の言語になると思うのです。
もしかすると、こういった共通言語を持つことが世界平和につながるのかもしれないですね。
このたび、青森田中学園創立70年を記念し、青森県立美術館で『DRESSEDUNDRESSED展』を開催させていただきました。青森田中学園様の教員、学生様と共に設営し、展示を開催できたこと。「あおもり藍」とのコラボレーションで記念Tシャツを作成したこと。出身地である青森の企業と一緒に取り組みができたことがすごくうれしかった。これからも自分ができることで青森の皆様と活動していきたいと考えています。
青森市長表敬訪問の様子
表敬訪問のについてはこちら(青森市役所のサイトへリンクします)